ティオペペ

1980年代、私がOLをしていた頃 次から次へと買い漁って読んだのは 森瑶子さんの本。

 

男女のストーリーが多く ハッピーエンドはまず無いが、読み終わるまでの 「駆け引き」や主人公の心の移り変わりが 20代だった私にはとてもスリリングでキュンときて たまらなくアンニュイな感じが(←昭和な表現力)良かった。

表現がお洒落、とにかくお洒落だ。

 

さて、

 

ティオペペ

 

短編小説 確か(記憶が定かでは無いが)「カサノバのため息」に登場するお酒の名前。

彼女の小説の主人公はいつも都会的でカッコいい。

BARに入りカウンターで「ティオペペ」と注文する。

 

ギャー❗カッコよすぎる~😍

 

はいっ‼️

やってみる🙋

怖い怖いと言う友人を無理やり引っ張って 私も怖かったが2人とも入った事のないBARに入った。

 

薄暗いお店に年配のバーテンダー

 

おおっ まさしくこれだ☝️

 

カウンターに座り友人は「シンガポール スリング」これは甘めのお酒と知っていたので 友人に勧めた。

で、ティオペペについて 何の知識もないままオーダー

 

「ティオペペ」(決まった💖)

 

ティオペペと言い放った瞬間にバーテンダーとガッツリ目が合った。

 

「お嬢ちゃん、これがどんなお酒かわかってるのかい❓」

 

目がそう言ったが 私も目で

 

「よろしく❗」

 

と返した。

 

友人のカクテルより早く それは届いた。

 

「ムムッ‼️ショットグラスではないか‼️」

 

やばい😱💧ショットグラスと言えば テキーラ、ジン、ウォッカとアルコール度数が半端ないやつじゃないか。

 

一気に飲むのか⁉️チビチビのむのか⁉️

友人が「大丈夫?」と小さい声で聞いてくれたが

 

「大丈夫ではない😱」

 

でも 目で「よろしく!」と言ってしまったからには飲み慣れた感を出さねば❗

頼む🙏甘くて美味しい味であってくれー‼️

 

一口、不味い❗まずい❗マズイ❗

 

ティオペペ愛飲家の皆様大変申し訳ありません😞💦

最後まで飲みきったが なんとも不味い😖

で、お代は忘れもしない800円。

 

ティオペペはドライシェリー酒で食前酒だそう。

辛かった❗とにかく辛かった。

 

お洒落な人はこんな物を飲んでるのか‼️

 

その後、居酒屋に移動。チューハイと唐揚げでお口直し。

 

でも、そんなBARに通い続けていたら 小説の主人公のような恋をしていたかもしれない。

昔の私は何でも興味があれば行動してたなぁ。

それが 成功しても失敗しても「行動する事」が楽しかったから。

おばちゃんになった今でも 何でも挑戦しないといけない😤