シーザーサラダはずっと「ユリウス.カエサル」(シーザー)が大好きだったサラダだと思っていた。
ベーコンやクルトン、チーズが入ったお洒落なサラダを食べていたんだと思っていたら、メキシコのレストランの料理人が考案者でその方の名前から取っていた。
学生時代、日本史より世界史の方が好きだった私は世界史を選択。
好きだったと言っても成績は中くらい。
好きな部分は物凄く覚えるのが早いが、興味が無いと何回見ても………
しかしテストは興味があるか無いかは関係ない。
全部覚えてなんぼだ。
中間だったのか、期末だったか覚えていないが、世界史のテストの前日が英語のテストだった。
その英語のテスト勉強を まだテストがもう1日残っているにも関わらず
一夜漬けで勉強してしまった。
私はパラパラと単語を見るだけでは覚えられない。
書くと言う作業をしないと覚えることが出来ないので時間がかかる。
「普段からしておくんだった」というセリフは何回言っても効果は無い。
なんとか並のレベルくらいで英語のテストを終えたが、問題は世界史。
2日連続の一夜漬けは私には無理と判断。
夕方少し寝て19時に起き、机に向かうがまた睡魔が、、、
そして、朝日が嘲笑うかのように容赦なく私の顔を照らした。
終わった_| ̄|○
いや、終わってない、今からでも遅くない教科書見るんだ!
ぜんぜん頭に入って来ない。
私は書かないと覚えられないから。
テストが始まり、なんとか全部埋めて終了。
後日テストが帰ってきた。
点数を見てホッと胸を撫で下ろす。
チャイムが鳴っていそいそと
回答用紙を折り畳んでいると、先生に
「Suha、回答用紙を持ってちょっと来なさい」
と教卓の前に来るように言われた。
何を言われるのか ちょっぴり思い当たる節もあり、ドキドキしながら行くと、
「初代ローマ帝国の皇帝は2人いるのか?」
と、訳がわからぬ質問
「いいえ」
何をおっしゃってるんですか先生と思いながら答えた。
「オクタウィアヌスは?」と先生。
「初代ローマ帝国皇帝」と私。
「アウグストゥスは?」と先生。
「初代ローマ帝国皇……あれ?」
「あれ?じゃ無いわ!おまけに人名入れる所に2つの名前ばかり書き込んで‼️」
私は人名を入れる所に思い浮かんだ「オクタウィアヌス」と「アウグストゥス」の2つの名前をどれかは当たるだろうと書き込んだ。
ガイウス.ユリウス.カエサル.オクタウィアヌス
カエサルの養子になったオクタウィアヌスはその4年後に優れた功績から「尊厳者」と言う意味の「アウグストゥス」という尊称を元老院から贈られ、アウグストゥスと名乗るようになった。
生まれて無いけど決まった時に言って欲しかった(笑)
そして悟った。