夕方、駐車場から我が家を見上げたら明かりが。
あれっ❓今日息子はバイトじゃ無かったんだな…
「ただいまー❗」
台所で買い物してきた食材を冷蔵庫に入れならがら
「昨日のバイトの制服、ちゃんと洗濯機に入れた?」
「………」
あれ?
隣の部屋にいるものだと1人で話して約10分。
戸を開けると
いない❗
トイレかな?
電気が付いていたので
「お腹痛いの?」
ノックをするも返事無し。
さては
やっぱり‼️
リビングもトイレも朝から電気付けっぱなし‼️
どう懲らしめてやろうか💢
アンニャロー‼️と思っていたら母から電話。
👵「大変😖💦」
👩「えっ‼️何?お父さんどうかしたん?」
まず頭に浮かんだのは「父」。倒れて運ばれたのかと…
👵「違う。味がわからん‼️」
👩「❓❓❓」
その日、父の昔からの友人を呼んで晩御飯を一緒に食べる事になっていて、昔は母が手作りで御飯を作っていたが、今回「お寿司」を出前で注文。
でも、「お吸い物」くらいは手作りで。と思い作っていたら味がわからなくなったと言う。
お客さんもお寿司ももう到着していて、久しぶりに他人様に手作りの物を作る緊張で 母はパニックになっていた。
実家とは目と鼻の先なので猛ダッシュで駆けつけ、味見を。
んんんン❓
何か微妙に違う。何だろ❓
出汁?塩?醤油?
私も早く作らないとという焦りからわけがわからなくなってきた。
何を入れても微妙に違う。
何度も何度も味見をしていると、舌がおかしくなってきてわけが分からなくなってきた。
たった2人分のお吸い物なのに出来上がりは
何人家族ですか?
ぐらいの量に。
最後の最後に何を思ったのか母は父を呼んで味見をしてもらった。
いやいや、父は鼻が悪いから味見するには不向きだろう。
と思ったが味を確認する最後の砦は父しかいない。
👴「ん。いいやろ。」
いや、秒~❗
大丈夫なのか⁉️(お汁じゃなくてお父さんが)
大家族用になったお吸い物をよそい、お客さんへ。
にこやかに談笑しながら食は進んでいた。
台所の影からこっそり居間を見て母は小声で私に
あの人も鼻詰まってるんかな?
と囁いた。
大丈夫です。とりあえず味の調整はしました。
お母さん、今度はお吸い物も一緒に注文して下さい。
と心の中で呟く娘であった。