そろそろ晩ごはんを考える時間。
息子もずっと家にいてストレスが溜まっているだろう。
そう思い最近は彼が「食べたい物」を聞いているが、
まぁ、聞いた所で考えるのも面倒くさいらしく、
「えーっ!別に何でもいい」
と即答で返ってくる。
自分の部屋で、ずーーーっと携帯を触っているから今日は違うパターンで「食べたい物」聞きに行った。
ノックをする。
「んー」返事がある。
私は右手をグーにする。
ドアを開ける。
息子と目が合う。
グーにした右手をマイクに見立て口元へ
ボゥ、チッ、ボゥボ、チッ、🎵
ボゥ、チッ、ボゥボ、チッ🎶
今日のっ❗晩は何食べたいのっ‼️
ボゥ、チッ、ボゥボ、チッ🎵
全力でヒューマンビートボックスを奏でたのに顔色ひとつ変えずに
「何でもいい」
とまたスマホに目を戻す。
チキチキチーチキチキチッ🎤
(ボリュームUP!)
ボクちゃん!ボクちゃん!何食べたいのっ❗
あまりに下手くそすぎるビートボックスに耐えきれず
もう1人吹き出した💨
誰ーっ⁉️3人で笑ってる
それは携帯の中の人。
友達とLINEの電話をスピーカーでしていたらしく、
私がノックした時から黙ってずっと私のヘッタクソなビートボックスを聞いていた。
相当我慢したが私たちが吹き出したので耐えきれずに笑ったのだ。
はじめまして。
顔が見えない事が唯一の救い💧
いや、息子。
母を止めろ。
でも、「久しぶりに大声出して笑った」と言ってくれて何より。
「おばちゃん、もっと練習するわね」
の言葉に
「もうええわ‼️」
と2人でハモり見事に「漫才の締め」で締めて貰って部屋を後にした。
あ、晩ごはん 何しよ💦