忘れる

 

2週間ほど前、色んな本を読み返していたら島田秀平さんの「手相占い」の本に目がいった。


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買った時は「どれどれ」とわくわくして見たが覇王線やモテ線、いわゆる「あれば最高に良い線」が1つもなく、

なーんだ‼️

とガックリ肩を落とした記憶がよみがえった。

 

待てよ!

 

良い線が無くても自分で掌に書けばいいって言ってた事を思い出し、マジックで書いたら消えないので、

 

仕事が休みの前の日にボールペンでうっすら書いた。

 

しかし、続けて書かないと意味が無いのに3日坊主で忘れてしまっていた。

 

 

この歳になって「忘れる」事がちらほら増えたが、特に気にもしていない。

自然の摂理だと勝手に解釈し、納得している。

息子には「歳のせいにして諦めるな!」とよくお叱りをうける😓

私がボケないようにを飛ばしてくれているのだ。

 

人間は忘れる事で随分救われている。

辛い思い出はなかなか消えないけど、時が癒してくれる。

出産も毎回あの痛みや辛さをハッキリ覚えていたら何人も子供を産めないだろう。

 

今日、仕事の帰りに母親から頼まれていた買い物をすっかり忘れてまっすぐ家に帰ってきてしまった。

 

コーヒーを飲み、くつろいでいる所に母からの電話。

 

「あんまり遅いから事故にでもあったんかと思って…

買い物は急がへんから明日でいいから」

 

「あ!ごめん💦忘れてた」

 

私は急いで部屋着のジャージからジーパンに履き替え、

車へ。

急がないと言ったが、昨日母は「明日要るから」と言っていたのだ。

 

慌てながらも慎重に車を運転し、スーパーへ。

 

 

レジに並ぶと透明ビニールのシートが上からぶら下がり、レジの人とお客さんとを遮断していた。

 

あ、初めて見た。

 

しかし、お釣りは手渡し。

 

「369円のお釣りになります。」

 

さっと差し出した私の左手に

 

2人同時に

 

あっ‼️

 

 

 

 

さっきコーヒーを飲み、くつろぎながら左手の掌にラッキー線を書きまくっていた事を忘れていた。

 

 

欲張っていろんな線を書いたので、

 

 

 

方陣🔯

 

 

のようになっている。

 

 

 

まるでお釣りからウィルスを貰わないようにおまじないをしているように見える。


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「ありがとうございましたー。」

 

マスクの下の顔色は伺えないが、明らかに私は「変なおばちゃん」だったに違いない。

 

 

 

明日は土曜日で仕事が休みなんです💦

 

 

 

と言いたくてしょうがなかった。